いわゆる「電子カタログ」を受注し納品した。印刷物を作成したデータの再利用ということになる。
 単純なPDFであれば無料で提供せざるを得ない現実があるが、付箋を付けたり、画像を切り抜いたり、外部リンクを設定したりする等々の機能を付加すると、多少の商品価値が生ずる。もし無料でクライアントに提供したとしても、紙の印刷物を守るためと位置づける。
 利用の仕方は色々あるだろうが、アプリの販売元は印刷会社に対しては、そんな効果を提案する。PCだけでなくスマホやタブレットPCでも無料のアプリをダウンロードし閲覧が可能になるので、確かに営業のツールとして利用可能かも知れない。
 類似ソフトがたくさんあるが、知り合いの会社の協力で、「Actibook」を経験した。PDFを画像化し、しかも複数のサイズを持たせ、しかも複数のOS用のデータをそろえるので、ファイル数とデータ量はかなりのものである。
 これもレイアウト固定タイプの「電子書籍」の一つなのかも知れない。特殊なフォーマットなので、有料配信には制約が出てくると考えられる。