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2014年7月20日 第40回サッポロ豊平川イカダ下りが行われた。
約10年スパンで参加している我らが中西印刷探検隊。10年には少し足りないけれど、今年で最後と言われれば参加しないわけにはいかないと立ち上がった。
2か月も前から企画会議を繰り広げたのに、制作に取り掛かったのは2週間前という、何ともなぁ……な、我々探検隊。
時に笑い、時に怒り、時に涙し……。と、いい年した大人たちが青春をやり直したかのような楽しい制作が行なわれた。

そんなわけで大会当日。
予報では気温もそんなに上がらず曇り。仕方ないよね、キャップが雨女なんだもの。早朝から会社に集まり、いざ豊平川へ。

ところで、今大会は10大会ぶりに50艇を越えたとの朗報が。過去、一番多い時で200艇以上も出場していたのに、新しいレジャーが出てきたことで出場人数が少なくなったということも、今年で終了する理由の一つだそう。

開会式では初代、2代目、3代目の実行委員長が元気よく選手宣誓をしてくださったり、10年前はラジオ体操だったのに、音楽を流しながらのリズム体操になったりと時代が変わったのね……としみじみと思っていたら、なんともう一つ新しい行事があった。「綱引き」である。
いつからの恒例行事なのかしら? と疑問に思いつつも縄を取り引っ張る。隣のおじさまが掛け声をかけてくれる。そのおかげで我々偶数チームの勝利。勝ったところで何にも出ないんだけど。メインのイカダ下りしてないのにすべてが終わったかのような達成感。今日、すごく充実してたわ。帰って休もうとさえ思ってしまえるほど楽しかった。

開会式も終わり、ようやくわが探検隊の「あうる号」(“あうる”は我が社のシンボルである“ふくろう”です)も出発。例年約8トンの水が流れているのが、今年は雨が少なく5トン程度しかないとのこと。イカダ下りの半分はイカダ引っ張りだと説明会の時に聞いてはいたが、余計に引っ張ることが多くなるという。頑張らねば。

と、意気込んでたのも束の間。スタート地点から水量が少ない。
岩がゴロゴロしてる上に滑っておぼつかない。しかも男2人は先に進んでしまう。
「乗れー」の合図で何とか乗り込む。
イカダに乗ってからは、もう周りの事なんて構う余裕なんてなく、とりあえず落ちないことだけを目標にイカダに乗る。いや、引っ張る。
水量が少なく、3人ともイカダを降りて引っ張っていた時のこと。後ろから押してた私は足の速い2人についていけず、岩に足を取られて転び水の中に顔をつっこむ。ギャラリーのいないとこで転ぶとか、おいしくない!! 次何かやるときは人がいるところでやらねば。
だがしかし、そうそうおいしいシーンはやってこない。堰堤もなんとかクリアしてしまったし、足を出して舵を取っていたら危ないと怒られ、とろいから降りなくていいと怒られたり、途中“あうる”の頭が凹んだり、つぶれたりしたが、なんとか下っている。こんなんじゃハプニング大賞が取れないじゃない。

そんな時だった。確か豊平橋の下にかかる所でちょうど真ん中に岩が出ていた。意外とすんなり通れ、「おー、やったー!!」我々は歓声を上げた。そして、その時盛大な水の音を聞いた。
イカダ下りがやりたくて入社したという、ナベ隊員が落ちていた。
そういえばナベさんは泳げないのだ。大変だ、キャプテンとして助けなければ。
そう思ったものの、彼は溺れることなく顔をあげ必死でイカダを追いかけている。それを見た瞬間、笑いが込み上げてきた。

そうこうしているうちにゴールが見えてきた。ゴール付近は水量も多く流れも穏やかでこのまま流れていきたい気がするが、そうもいかない。会社のみんながこっちだこっちだと手を振っている。あそこに帰らねば。
ヘロヘロになりながらなんとかゴール。
32番目にスタートしたものの、27番目に到着。

14時の閉会式まで時間があるので、K上課長と息子さん2人と乗組員でキャッチボールをして遊んだ。
朝から綱引きやって、イカダに乗って、キャッチボールをする。1日中体を使って遊ぶなんて一体どれくらい振りかしらと懐かしく感じたところで閉会式。
残念ながら賞には引っかからなかったものの、楽しい閉会式で今年でなくなるのが惜しいくらいです。

イカダ下りをやりたいと言って一緒に頑張ってくださった皆さん。
遠くから温かく見守っててくれた皆さん。
本当にありがとうございました。
次の探検の予定は、来年7月第1週にある十勝川イカダ下りへの挑戦(!!)です。と思っているけど、ちゃんとできるかなぁ?(W)

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