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オホーツク・テロワールの『HARU』の第3号が発刊されました。今号の「特集」は「もっと、オホーツク─知られざるオホーツクの天然昆布」です。
北海道は日本の昆布の主産地(90%以上)で、利尻昆布や三石(日高)昆布という名前から「産地の名が付けられていると思われていますが、実は種類の違い」を表しているということです。
つまり今回取り上げられている「雄武(おうむ)」の昆布は、種類では「利尻昆布」(!)ということです。知りませんでしたね~。
香りが高く味が濃いことで「出汁昆布の最高級品」と言われる「利尻昆布」は、北海道の昆布全体の約6.7%の漁獲高しかない貴重なものです。
現在雄武には110軒程の漁師がおり、そのうち80軒程が昆布漁を行っており、若手の漁師が多くまた後継者にも恵まれているそうです。「これも雄武の海が豊かなお蔭」(雄武漁協・木元さん)ということです。
巻頭グラビアの「オホーツクの湖沼を識る」や、常呂遺跡を発見した男─大西信武を取り上げた「人物発見伝」も印象に残ります。(Y)