式典

2015年9月23日、村橋久成胸像「残響」建立10周年記念祝賀会が開催されました。
10年前は小雨降る中での除幕式でありましたが、当日は晴天の秋空の下、知事公館前庭に30人を越える関係者が集合し、14時より胸像清掃を行い、続いて式典に移りました。
式典では、建立期成会会長であった木原直彦氏の主催者挨拶の後、荒川裕生北海道副知事と村橋久成曾孫の大山登規子氏からご挨拶をいただきました。
荒川副知事は、10年前の高橋はるみ知事による道政施政方針演説の中での発言を改めて紹介し祝意を述べられ、大山氏は祖先の業績を聞かされた時の驚きを話されました。
記念撮影の後、会場を移動し、16時よりサッポロビール博物館(クラシックルーム)において、田中和夫氏(小説『残響』の著者)と島津忠裕氏(島津興業代表取締役、島津家32代当主島津修久氏の長男で西郷隆盛の玄孫)による講演会が行われました。
田中氏は「村橋久成、空白の11年の足跡をたどる」、島津氏は「“明治日本の産業革命遺産”の世界遺産登録までの道のりと今後」という興味深いテーマでお話をいただき、感銘を受けました。
次に、サッポロビール園(ガーデングリル)に会場を移し、懇親会に入りました。
林下北海道久成会会長の挨拶の後、島津忠裕氏の挨拶、寺本幸司サッポロビール(株)北海道工場長の乾杯で会は始まりました。和やかな雰囲気の中、田中氏と大山氏によるスピーチ、北海道久成会以外の出席団体の紹介と祝電が披露されました。
良く冷えたサッポロビールと薩摩焼酎を味わいながら料理を堪能し、胸像建立時の思い出や、村橋の生きた時代を偲び、大いに話に花が咲きました。
10年というひとつの区切りがついたところですが、今後は「大河ドラマを誘致する会」の活動に注力することになります。