マ~ル記念日イベント

2014年12月6日(土)に北海道立三岸好太郎美術館で、「マ~ル記念日」イベントが開催された。2008年に、絵本「おばけのマ~ルとちいさなびじゅつかん」が出版された日を記念して設けられたもので、6回目の開催となる。

070 読み聞かせグループSO-LAさんとミュージシャンの高泉こうさんのユニットで「おばけのマ~ルとちいさなびじゅつかん」と「おばけのマ~ルとおかしなとけいだい」2作の読み聞かせが会場のあたたかな雰囲気を演出してくれた。
「おばけのマ~ルとおかしなとけいだい」は今回の展示「エキゾチック・サッポロ」とぴったりマッチしている。それもそのはず「おばけのマ~ルとおかしなとけいだい」は三岸好太郎美術館での過去の展覧会や、苫名直子著「画家たちの札幌―雪と緑のメモワール」にも発想を得ており、戦前のエキゾチックな札幌を舞台に物語がつくられている。

067 特別抽選会のプレゼントでは、クリスマス仕様の特製サインを施した絵本がなかいれいさんから当選者に手渡され、心から喜んでくれている親子の笑顔が震えるほど嬉しい。

この日のために特別に用意した「おばけのマ~ルのまーるいぱん」は14時のイベント前に完売。詩とパンの店モンクールさんには美味しいパンでたくさんの笑顔をつくってもらった。また可愛らしいコスチュームで優しく、とても楽しげな司会をしてくれた学芸員の福地さんは自らも楽しんでいるようだった。

この日、三岸好太郎美術館には「家ごとに リラ咲き札幌の 人は楽しくいきているらし」の時代を愛し「札幌の人は楽しみを 強く楽しみ 悲しみを 強く悲しむ」純粋な札幌人が集まった。(KY)