道の駅看板(辻井京雲書)
雨竜町道の駅「田園の里うりゅう」内に「辻井京雲ギャラリー墨響」が4月20日にオープンしました。雨竜町出身の辻井京雲さんは国内外で活躍している書家で、現在は北海道教育大学名誉教授を務められている。20日の記念式典には町長をはじめ道内書道関係者、道内外から教え子、報道関係等100人以上が参加しました。

記念式典

プロフィールパネル ギャラリーには縦4メートル、横3メートルの大作「誰だ花園を荒らす者は(中村武羅夫詩)」をはじめ詩文、漢文など25歳の作品から最新作15点が展示されています。龍子夫人との合作は、素敵な風景水彩画に相応しい言葉を書かれていて、ご夫婦の息の合った作品です。
入り口のガラスには、創玄書道会 常務理事の篆刻家 遠藤彊氏が”京雲”の周りに龍を刻した印を拡大プリントし、観覧者を誘う。入って正面には、篆書で書かれた「龍」と「虎」を北海道篆刻協会代表 越坂久雄氏が刻字した力強く、かつ繊細で存在感がある作品が置かれています。着色は青と白でそれぞれ東と西の方角を向いて、まさに東の青龍、西の白虎である。

ギャラリー墨響看板

 

 

 
入り口

 

 

 

 

 

 

辻井gらラリー内1 ギャラリーの中では道の駅の喧噪から離れ、静けさの中で優雅に新しい感覚の書作品に触れることができます。
道内で個人書家の作品を常設展示しているギャラリーは数少なく、芸術文化施設を設置している道の駅はほとんどない。「どなたでも立ち寄れる道の駅で、多くの人に書に触れてもらいたい」と辻井さん。 書道作品を観る機会が少ない方も気軽に立ち寄れ、書の凄まじい迫辻井ギャラリー内2力、繊細で緻密、濃・淡墨と余白の美しさなど多彩な書表現を楽しむことができます。(K)

辻井京雲ギャラリー墨響

北海道雨竜郡雨竜町字満寿28番地3道の駅「田園の里 うりゅう」内
電話 0125-79-2100
入場無料
午前9時~午後5時
※定期的に作品を入れ替える予定です。