札幌文学同人の小南武朗氏が、全国同人雑誌振興会・文芸思潮が主催する、全国同人雑誌最優秀賞「第7回 まほろば賞」特別賞を受賞されました。
2013年9月21日（土）、作家で「文芸思潮」編集長の五十嵐勉氏が来札され、すみれホテルにて授賞式が行われました。
同賞は、同人雑誌で発表された作品を対象に選考される賞で、受賞作は『札幌文学』第76号所収の「花の星座」に加筆した作品です。
授賞式の後、小南・五十嵐両氏を囲み「札幌文学」（発行人 田中和夫）関係者で懇親会を開きました。小南氏からは受賞作に込めた思い、五十嵐氏からは選評や近年の同人雑誌活動の話などが語られ、参加者からの積極的な問いかけにも丁寧に答えていただきました。（Y）
【小南武朗氏略歴】
1927年生まれ。北海道大学卒。
北海道放送に勤務し、1961年度芸術祭テレビドラマ部門で、松山善三作『オロロンの島』芸術祭大賞受賞。1963年度芸術祭テレビドラマ部門で、安部公房作『虫は死ね』芸術祭奨励賞受賞ほか。
単行本に、小説集『ぬばたま』、随筆集『自分にとっての美しい日本語』など。
舞台活動に、創作バレエ、創作舞踊など多数。
同人誌「弦」「北方文芸」などに参加。現在「札幌文学」同人。
